実車の検査&登録編 |
1. |
まずは整備課に行き、予約番号を言って「自動車検査票」をもらいました。ラインに通す時に必要になります。
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2. |
ここですぐラインに並んでも良いのですが、私の場合は光軸やサイドスリップなど不安な点があったため、予備車検場(テスター屋)に行きました。まあ当日なら何度でも検査を受けられるので、ぶっつけでラインに入り、悪いところがあれば直してまた並べばいいのですが。
予備車検場では実際のラインで行う検査とほとんど同じことを見てくれて、光軸など悪いところは直してくれます。
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3. |
しかしここで問題発生。純正はウインカーとスモールは中に仕切りがあって別々に光るのですが、うちの車はクリアウインカーにしていてしかも中に仕切りはありません。ダブル球になっているので、ライトをつけた状態でウインカーを点けるとスモールが光ったままウインカーも光るのです。
点滅が消えているときに他のスモールなどが点いていると視認性が悪いのでダメとのこと。
これを回避するにはスモールを別の場所に移動させ、今の場所はウインカーのみ光らせるしかありません。
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4. |
で、結局テスター屋のお兄さんのアドバイスで、ヘッドライトのレンズの中にスモールを付けることにしました。カー用品店に行けばそういう部品があるとのことでしたが、最寄の○ートバックスでは「最近はそういうのはないですよ」とあっさり言われ、少し足を伸ばして○エローハットに行きました。お店の人に聞くといろいろ探してくれて、思っていたのとはちょっと違うけど何とか使えそうなモノを発見!しかし在庫切れで1個しかありません。途方にくれていると優しい店員さん、他の店にも在庫を聞いてくれてそっちのお店に行けばあるとのこと。
仕方ありません。その店まではけっこう距離がありますが買いに行くことにしました。帰ってきた時にはもうお昼休みになっていました。またもテスター屋さんにお邪魔し、お兄さんに手伝ってもらって付けます。
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5. |
ラインに並び改造車検である事を伝えると以前提出した書類を渡されました。見てみるといろいろ訂正してあります。これとさっきもらった検査票をもって順番を待ちます。
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6. |
まずは同一性の確認、外観検査です。車体番号やエンジン形式などを見るようです。ライト類もココで確認されました。今度はOKです。
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7. |
次にサイドスリップ、ブレーキ、スピードメータの検査です。心配していたスピードメーターもOKでした。
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8. |
で次は下回り検査。いろんなところをガンガンたたかれたり、思いっきり車を揺さぶられたりしました。ここもOK。
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9. |
通常の車検だと多分ここまでなのですが、今回はエンジン載せ替えやフェンダーたたき出しで重量や幅が変わっているので測定ラインにも入ります。ここで車両重量・長さ・幅・高さを測りました。
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10. |
その後マフラーの音量も計ります。4,500rpmで98ホンでした。もちろんこれも大丈夫です。その他いろいろと検査官の方々がエンジンルーム内や室内など悪いところがないか見ます。であーだこーだ相談しながらようやくOKサインが出ました。ラインの出口の所で改造の書類は回収され、検査票はスタンプを押して返してもらいます。
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11. |
今度は書類です。登録課で必要書類を聞きます。まずは重量税納付書(もらえる)に記入し重量税を払います。そしてOCRシートの1号様式と9号様式を1枚づつ購入します。
1号の方は先ほどの検査結果に基づき、諸元(型式や原動機型式、乗車定員、幅など)の変更があった部分のみ記入します。
9号の方は登録事項補助シートと言って備考欄に記載される部分を記入します。今回の場合は番変(ナンバー変更)・構変(構造変更)・[改造内容]原動機などということが備考欄に記載されました。
このあたりは登録の係の方が教えてくれますので、言われるがままに書いていけば大丈夫です。全部記入がすんだら、手数料分の印紙を貼って提出します。
構造変更手数料 350円
検査手数料 1,500円(これは普通車-3ナンバーになったため。小型車-5ナンバーなら1,400円)
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12. |
しばらく待つと名前を呼ばれます。車検証の写しのようなモノをもらって今度はナンバーを買いに行きます。ナンバーを車に付けたら封印場で係の人に車体番号等の確認をしてもらい封印をつけてもらいます。そのとき先ほどの車検証の写しに『封印済』とハンコを押してくれるのでコノ紙を持っていけば晴れて車検証が手渡されます。内容に間違いがないかよく確認すればようやくすべて完了です。
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かかった費用 |
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今回の車検に関してかかった費用は次のとおりです。
私の場合は自動車税を払ってなかったり予備車検を受けたりモノを買ったりしたため多少金額は多めですが、そういったものがなければ車検自体は70,000円でおつりが来ます。手間ヒマはかかりますが、その分格安で済みます。
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自動車税(まだ払ってなかった) |
39,500 |
39,500 |
絶対かかる費用 |
自賠責24ヶ月 |
27,630 |
68,960 |
検査手数料 |
1,500 |
変更登録手数料 |
350 |
OCR1号 |
50 |
OCR9号 |
50 |
重量税 |
37,800 |
ナンバー |
1,580 |
テスター屋さんにて |
予備車検 |
3,150 |
4,200 |
スモール取付工賃 |
1,050 |
今回買ったモノ |
スモールキット |
1,869 |
3,869 |
バッテリー |
2,000 |
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116,529 |
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最後に・・・ |
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改造車検と言うと難しそうなイメージがあります。実際にわたしも最初は本当にできるのかと心配していました。特にプロペラシャフトの強度計算の式を見たときなどは「こりゃダメだ!」と思いました(笑)がなんとかなるものです。
大変なのは資料を集めることでした。今回参考資料としたサービス周報(新型車解説書)は自分で持ってなければ日産のお店に行ってコピーさせてもらわなければなりません。しかしS14のほうはまだしも、CAはかなり古い車のためお店によってはなかったりします。しかも改造車検がどーのなどと言うとディーラーではイイ顔もされないし・・・わたしも両方とも持ってなかったため、ピットインの社長にお願いして(日産に顔が広いんで)借りてもらいました。(社長、ありがとうございます!助かりました。)
資料さえ揃ってしまえば後はそんなに難しくないと思います。陸事に言われたものを揃えればいいだけなんで。比較表もエクセルとか使えば簡単に作れるし、強度計算も式に当てはめればいいだけだし。分からない事があれば陸事で聞けばけっこう親切に教えてくれます。まあ、管轄の陸事によってそろえる資料も変わってくると思うので、一概に簡単とは言えませんが・・・今回わたしが受けたところはあまり厳しくなかったのかもしれません。
なにはともあれ、これでようやく白昼堂々とこの車に乗れます。おまわりさんも怖くありません。 |
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