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  最終更新日:2003.09.06
16バルブオーバーホール
ブロック編
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+作業工程
バラす 1. バラす

整備書を参考にバラします。バラしたものはしっかり整理しておきましょう。
面研 2. ブロック上面 面研

ストレートピンを抜いて、0.1mm面研しました。
 ブロック高さ 243.0mm→242.9mm
バリを取る 3. バリ・面取り

バリ・面取りをして、タップを通す。
  クランクキャップ:M10-1.25
  オイルパン:M6-1.0

簡易ホーニング 4. 簡易ホーニング

フレックスホーンを使用してホーニングする。
クロスハッチなどにこだわるとこんなもの(フレックスホーン)では出来ないと思います。

←画像の上にマウスを置くとホーニング後の画像が出ます。
ブロック洗浄 5. ブロック洗浄

サビが発生していたため、ペーパーなどで落としました。その後、エンジン洗浄ガンでシンナーを拭き付けながら洗浄しました。
ブロック塗装 6. ブロック塗装

塗装の付きをよくするためミッチャクロンを最初に拭き、それから黒の塗料・クリアとふいていきます。
シリンダー内はサビ防止のためペーストを塗っています。

←画像の上にマウスを置くと塗装後の画像が出ます。
7. 測定・メタル決定

シリンダーゲージ・マイクロメーターを駆使して測定。
 シリンダー内径・ピストン外径・クランクシャフトジャーナル部・
 ピン部・コンロッド内径などなど・・・ 
今回の結果(一部)はこちら

日にちをずらして2回以上測るようにいつもしています。

測定結果に基づきメタルを注文します。

8. クランク組付け

メタル取付-ジャーナル部にペーストを付けます。メタルはそのままの状態で組みつけています。(光らせたりはしていません)
 ベアリングキャップボルト締付トルク 60N-m(ちょっとゆるめ)

プラスチゲージで測定してクリアランス 0.012〜0.049mmの基準値内で0.049mmに限りなく近づけています。
←画像の上にマウスを置くとクリアランスが分かります。

9. ピストンリング組付け

合い口すき間点検をします。
ピストンリングを組付けて挿入します。(ピストンリングコンプレッサー使用)

←画像の上にマウスを置くと組付け後の画像が出ます。



10. オイルポンプ分解・組付

修理書に従って分解・組み付けをします。

  詳細はこちら→オイルポンプ分解・組付
購入部品(ブロック編)
購入部品 品番 単価 数量 価格
ベアリングセット、クランクシャフト TRD製 11701-AE802-0X 2,300 5 11,500
ベアリング、コネクティングロッド TRD製 13281-AE801-0X 1,200 8 9,600
リヤオイルシールリテーナG/K 11383-16010 250 1 250
リヤオイルシール 90311-70007 1,080 1 1,080
ピストンリングセット 13011-16170 12,000 1 12,000
オイルポンプ関連 1,020
合計 35,450
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